フロリダで購入
1995年3月、大学の短期語学留学(授業にはあまり出席せずに、釣りばかりしておりました)と称してフロリダ州マイアミに滞在しておりました。
その時バスフィッシングするために訪れたオキチョビ湖湖畔にあるバスショップで購入したリールがこのアブ アンバサダー5500CSです。
小学生の頃漫画”釣り吉三平”でアブリールには憧れを抱いておりましたがそのリールをとうとう購入することができました。私にとっての初新品購入アンバサダーです。
当時はかなりの円高で記憶は定かではありませんが18000円程度であったと思います。
フットナンバー04005
1994年製造でしょうか?
OLD ABUではないかもしれませんが22年前のリールです。
生き返ったABU
その後、10年ほどバス釣りで使用、琵琶湖、池原、七色ダムで使用しました。当時その性能の良さから国産リールのカルカッタコンクエスト、スコーピオンを主に使用し、このリールはもっぱらBIGベイト用とあまり活躍の場はありませんでした。その後、しばらく12年ほど釣りからは遠のいておりこのリールも押入れの中で眠っておりました。
2年ほど前にタイで怪魚釣りに目覚め,リールをOHすることしました。大阪のリール屋ピカレスクさんで”ピカチューン&OH”をしていただき、同時にベアリングがさびていたので交換していただきました。
チューンしていただくとこのようなシールを貼っていただけます。
チューニング内容
レベルワインダーにボールベアリング 1個追加
コグホイホ-ルにボールベアリング1個追加
ABU アンバサダーはレベルワインダーとコグホイールと回転がすべて連動します。”なめらかな回転=レベルワインダーの円滑さ”に繋がってきます。ベストタックルさんもこのあたりの改造は別次元で重点的にチューニングしております。
ここのチューニングOHのいいところはそのお値段の安さと、どのようなリールでも修理、OHしてくれます。デメリットは人気があり、相当待たないといけません。3か月待ちとかは普通です。
このピカチューンは5500円+部品代であったと思います。
バレーヒル 強化ドラグ ストップワッシャー
今まで一回も交換したことがなかったので、交換しました。純正品は古すぎてドラグ緩緩で全く機能していませんでした。このドラグ効きすぎる効きます。締め過ぎには要注意です。フルロックに近い状態になってしまいます。
ハネダクラフトチタンハンドルて
軽量で剛性に高いハンドルです。怪魚相手にはハンドル交換は必須です。純正は直ぐに曲がってしまいますからね。
マイナススクリュー
OLDアブはマイナスなんですよね。OLD風にマイナススクリューに交換し、見た目を良くしました。どうもプラスのスクリューは好きになれません。
清掃、注油、グリスアップ
バラしたついでにコグホイールのベアリング洗浄します。
ベアリングにはお決まりのIOS-01オイルを注油。
ギア周りはIOSギアグリスを塗布、その他回転箇所はIOS-02オイルを注油。
そして組み上げます。
ABU アンバサダーは 私のような機械音痴でもこの程度のメンテナンスは自分でできてしまうところがいいですね。構造はシンプルで、簡単な工具でできてしまいます。
このリールを使用してタイでは何匹も釣りあげております。比較的新しいABUですのでOLDと比較すると全体的な性能は良く扱いやすいです。ベストタックルさんのようなカリカリチューンではない、ライトチューンな為まったくピーキーではないです。キャストもし易く、あまりバックラッシュしません。
これからも末長く使用してゆきたいと思います。
ありがとうございました。