ベストタックル
アブアンバサダーの名チューナー、ベストタックルさんと、アンバサダーパーツを独自開発、販売をしている香川塩ビ工業さんと
コラボレーションしたのが、ベストタックルパーツです。
ベストタックルさんに、チューニングを依頼して、トータルで改造、調整してもらうのが最良の方法で、且つ、コスト的にもお値打ちにできます。
しかし、あまり古いオールドアンバサダーなどは、改造できないリールもありますので、その場合は、パーツを購入してベストタックルのDNAを少しでもアンバサダーに取り入れることができます。
また、パーツ購入しての取り付けなら、気軽さもあります。
ウオームシャフト
アンバサダー、4000番、5000番、6000番用のウオームシャフトが用意されております。
<4000番>
<5000>
<6000>
ウオームシャフトチューブ、NMB製ボールベアリング2個、シム計6枚、そしてウオームシャフトがセットとなっております。
この中で、特筆すべき点は、何といってもウオームシャフトでしょう。
これは、ベストタックルさんの、メイン改造箇所で、徹底的に純正パーツを研磨しています。
表面はもちろん、溝、エッジも研磨されており、とても美しい仕上がりです。
これぞ、職人技と思えるほどの素晴らしさ。
徹底的に研磨することで、アンバサダーで抵抗になっている、レベルワインダーの摩擦抵抗を減らし、回転性能を上げているのです。
これほどまでに優れたウオームシャフトはこれ以外、中々ないのではないでしょうか?
そして、ギヤの個所には、BEST TACKLE × ENBI と記載されており、何か、特別感があります。
中々カッコいいです。
クリック&コグ
クリック&コグには、ボールベアリングが取り付けられています。
2種類ありまして
1:NMB製ステンレスボールベアリング内蔵版
<ステン>
2:白い色のフルセラミックボールベアリング版
<フルセラミック>
回してみた感じ、ステンレスの方が振動が少なく、暴れません。
重さは、フルセラミックの方が、0.08gのみ軽かったです。
スプールに取り付けられるので、スプールは軽い方がいいので、軽量化、防錆を重視するなら
フルセラミック製です。
また、クリック&コグの先端も内径拡張されており、スプールとは基本接触しない様になっております。
スプールシャフト
スプールシャフトは純正パーツを2か所削っております。
1:先端を面取り加工して、丸みを帯びています。
これにより、ロッキングワッシャーに差し込みやすく、外しやすくなります。
ノーマルのロッキングワッシャーは雑に扱うと割れてしまうので、この加工はありがたいです。
また、ロッキングワッシャーが割れなうように、香川塩ビ工業酸が独自に金属製のロッキングワッシャーを作ってしまいました。
元々、ベストタックルさんでチューニングを依頼する際の、オプション改造で着いてくるパーツでしたが、香川塩ビ工業さんがよく似たパーツを販売しています。
ベストタックル加工シャフトと併せて使用するのが良いでしょう。
2:クリック&コグ箇所をシャフト径を0.02~0.03mm、細く削ってあります。
シャフトを細くすることで、ベストタックル製のクリック&コグとは接触しません。
クリック&コグはフリー状態となり、抵抗がなくなります。
それなら、何故、クリック&コグ内にBBが装着されているかといいますと、
スプールが回転した際に、クリック&コグが暴れることがあるようで、暴れたときに、BBがシャフトと接触し
最低限の抵抗で済むように考えられています。
例え、接触してもBBなので、あまり抵抗になりません。
そこまで、計算に入れているとは、流石、ベストタックルさんです。
なお、シャフトは5000番と6000番用しかありません。
<5000>
<6000>
まとめ
新品に近いような状態の良いアンバサダーでしたら、ベストタックルさんへ改造を依頼するほうが断然性能も良いですし、安価に住みます。
しかし、そうはいかない場合、古いリール等は、こういったパーツを購入して自分で改造するのもいいですね。
この内容はYouTube動画でも公開しておりますので、よろしければ覗いてみてください。
最後までありがとうございました。