アンバサダー サンセットオレンジ
2000年頃、まだ、その当時はバス釣りに夢中であったころ、店頭にショーウインドウに展示されていたサンセットオレンジ5500Cを買おうか迷っておりました。
サンセットオレンジの色が素敵で、非常に魅力的なリールでしたが、その当時のアブはまだ、今ほど改造パーツもなく、性能アップをするという考えがなかったので、性能重視でシマノのカルカッタコンクエストを購入したのを覚えております。
しかし、当時の思いは今なお残っており、遂に中古ではありますが、入手しました。
今は、アンバサダーの改造パーツが多数あるので、改造することで、快適に釣りができる良い時代となりましたね。
しかし、お財布には良くない時代です😿😿。
サンセットオレンジ改造
<ハンドル>
ハンドルはハネダクラフトさんの、ミラーフィニッシュハンドル。光沢があり見た目がカッコイイです。
ノブはハネダクラフトのディープレッドカラー。
このノブカラーは一見ウッドの様な感じで、クラシカルな雰囲気のアンバサダーに合います。
最近中々、ハネクラさんでウッドノブが売っていないのでこれでウッドの代用としております。
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<レベルワインダー>
レベルワインダーは、アベイルさんの縦線の入っていない、クロームカラーを選びました。
この色は、純正とほぼ同じ色ですので、あまり目立たないのですが、純正らしさを残したい方にはクロームでしょう。
勿論、軽量レベルワインダーですので、軽く、性能アップに貢献です。
<ウオームシャフト>
ウオームシャフトは、ベストタックルさんと香川塩ビ工業さんのコラボ商品を装着しております。
徹底的に研磨されたウオームシャフトに、ステンBBが2個装着されています。
付属でシムが数枚同封されておりましたが、私のリールには1枚も使用しておりません。
シムを入れると、レベルワインダーが正常に動かなかったからです。
リールによる個体差でしょうかね?
このウオームシャフトの性能は、おそらく現存している商品の中でNO.1でしょう。
ここまで、摩擦抵抗を減らした商品は他に無いかと思います。
アンバサダーは常にこのパーツは動いているので、ここの性能アップは非常に効果的。
BEST TUCKLE × ENBI と記載されており、見た目もかっこいいですね。
<スワンプランプラー スネイクゲームスプール>
スプールはスワンプランプラーの軽量スプールです。
このスプールは、純正対比で47%もの軽量化を果たしておりますので、キャスト性能は大幅に上がるでしょう。
また、アベイルの商品との違いは、圧倒的な糸巻量です。
PE8号が90m巻けてしまいます。
アンバサダー5000は、その糸巻量も特徴の一つですので、その特徴を生かしつつ、軽量化による性能アップを図っております。
軽量フロッグがキャストできるように、雷魚向けに開発されたようです。
タイの怪魚釣りにも、このスプールは重宝しそうです。
また、穴の開いているスプールですので、ラインを穴に通して結ぶことが出来ます。
その為、PEラインがスプールから滑ってしまう現象を予防できるのでありがたいです。
<セラミックボールベアリング、遠心ブレーキ>
香川塩ビ工業さんで販売されている、ジルコニア製フルセラミックBBを装着しました。
オイルレスで使用できるので、オイルの抵抗がないので、回転がとても軽やかです。
また、錆びることが無いので、海釣りでは最強BBですね。
遠心ブレーキは、樹脂製が付いていましたが、あまり好きではないので、昔ながらの遠心ブレーキに交換しました。
<コグホイール>
サンセットオレンジの純正コグホイールは、嵌め殺しタイプでしたので、カッターで削って取り外しました。
そして、アベイルの肉抜き2BBタイプに交換です。
嵌め殺しタイプは、メンテナンス性が悪く、正直好きではありません。
Cクリップで留めるタイプが一番です。
アベイル製に交換し、Cクリップで留めております。
<スプールシャフト>
ベストタックルさんで加工された、スプールシャフトです。
一部外径が、削られ細くなっております。
ベストタックル製、BB内蔵クリコグを使用する前提で、細くしてあります。
クリコグが暴れたときに、シャフトがBBに接触するようになっております。
クリコグが暴れない時は、シャフトとは一切干渉しないので、抵抗はないです。
暴れて干渉したときに、最小限の抵抗となるように、BBにあてるように考えられています。
本当に、ベストタックルさんの改造は細部までこだわっており、感服いたします。
素晴らしいです。
また、反対側の、ロッキングワッシャーを挟む箇所にも面取りがしてあり、ワッシャーをロックしやすい配慮がなされております。
後で紹介する、金属製のロッキングワッシャーと合わせて使用するのをお勧めします。
ベストタックルパーツについては、下記ブログでも詳しく紹介していますので、よろしければ見てください。
<クリックアンドコグ>
こちらがベストタックルさんのステンBB内蔵クリコグです。
ジルコニア製フルセラミックBBを内蔵したタイプもあります。こちらのほうがほんの少しだけ軽量です。
一部、内径も拡張されているので、シャフトと接触しにくくなっております。
<ワイヤーロッキングワッシャー>
このパーツはベストタックルさんのオプシオン加で装備されるパーツですが、それを香川塩ビ工業さんが、作成したパーツです。
この純正パーツは樹脂製で、割れることがありますが、これは金属製なので、割れることはありません。
また、しっかりとシャフトを掴んでくれるので、樹脂製パーツよりもいいですね。
<ハイギヤ 6.3:1>
純正ギヤ比5.3:1を6.3:1へとハイギヤ化しました。
現状、アンバサダーでは最速のギヤとなります。
スピード感のある釣りをしたかったので交換しました。
安心の純正パーツです。
<マイナススクリュー>
この頃のアンバサダーは、プラスネジが多いのですが、どうも個人的にプラスは好きではありません。
オールドは全てマイナスです。
オールド風に、マイナススクリューに交換しました。
このサンセットオレンジのリューズは、笠型で、マイナスドライバーで締めこめるようになっています。
オールドの笠型は、しっかり締めたつもりでも、釣行中にゆるんできて、バックラッシュが多いな?と思ったらこのネジが緩んでいることがありましたが、
このモデルは、見た目はオールド風で、なおかつシッカリと締められるのでとてもGOODです。
こちら側の、ネジも全てマイナスに交換しました。
カッコいいです。
アンバサダーはマイナススクリューですね。
最後に
ここまで改造すれば、アンバサダーのキャストフィーリングは大幅に向上します。
特に、スプールの軽量化は効果絶大です。
幅広いルアーがキャスト可能です。
サンセットオレンジ、YouTube動画でも紹介しておりますのでよろしければ見てくださいね。
<サンセットオレンジ紹介動画>
<サンセットオレンジ改造動画>
最後までありがとうございました。