カーディナル33との比較
カーディナル33と比較してみると、単純にほとんどのパーツが大きくなったような感じです。
大きすぎ、バス釣りにも問題なく使えるサイズです。
純正のチリチリ音はあまり良くなく、IOSのカナリアバネシステムを搭載できないかとおもいましたが大きさが違うので無理ですね。
改造、洗浄に必要な道具、油脂類
単純な構造のため、購入したパーツは難なく取り付けできますが、8点の工具、油脂類を使用します。
特に、1&2は特殊な工具ですので自分で改造、洗浄するかたは必須です。
アマゾンで気軽に購入できるので是非、揃えてみてください。
1:スナップリングプライヤー
これがないと、ベアリング交換はできないし、ギヤ関連が取り外せない(洗浄できない)です。
かなりマニアックな工具ですが、アマゾンで購入できます。
このように、穴に差し込んで使用します。
地味な工具ですが、カーディナルを分解するには必需品です。
Amazonで簡単に購入可能です。
2:ラインローラーの交換工具 ”IOS マルチツール” もしくは ”お助け君2号”
こちらもかなりマニアックなカーディナル専用工具です。
IOSマルチツールは持っていましたので、今回はお助け君2号も購入してみました。
IOSマルチツールはレインローラーを交換するときに使用しますが、お助け君はそれ以外にナットを外す時や、ネジを緩めたりと汎用性がありますのでお勧めです。
ふざけた名前ですが、カーディナル専用工具でとても便利な工具です。
しかし、値段が少し高いのがネックです。
ラインローラーを交換するには必須です。
ここのナットを外すことも可能。
ベールスプリングを交換するにも使用できます。
カーディナルには非常に汎用性の高い工具です。
3:パーツクリーナー
油落としには、車屋さんで売っているパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)を使用します。
”でんでんまる”さんによるとWAKO’S(和光ケミカル) BC-9の商品がよいみたいですよ。
実際使ってみると、速乾性で、良く油が落ちプラスチックパーツにダメージが少なくとても良いと思います。
ワコーズと言えば、車業界では信頼のある高級オイル、化学品ブランドです。
4: IOS オイル01
非ニュートン系高級リールオイル。今回はボールベアリングにのみこのオイルを使用しました。
5: IOS オイル02
カーディナルには一番多用するオイルです。
01よりも粘度が少し高いリールオイル。 ラインローラー、シャフト、ハンドル回りに使用しました。
6: IOS ギヤグリス
こちらもギア関連に多用する高性能ぐりす。
ギヤ全般と、ベールスプリングにこのグリスを塗りました。
薄く均一にギヤメインで使用しました。
7: IOS デカクマ ドラググリス
こちらがドラグ以外には使用してはいけないドラグ専用グリス。
結構どっぷりとドラグに塗布いたしました。
フッキングした瞬間一度タメを作りそこからドラグが出る高性能ドラググリスです。
プアなドラグのカーディナルには良いかと思います。
グリスが硬すぎるので、ドラグ以外には不向きのようです。
8: 精密ドライバー
リールをいじるのであればこの工具は重宝します。細かな作業にはうってつけ。
シャフトを固定しているCリングを外すのに使用します。
この工具はアンバサダーの分解にも良く使用する便利な工具です。
組み立て
これら道具を駆使してパーツをバラシ、組み上げてゆきました。
見た目はハンドルが変わった事しかわかりませんね。
純正とは違いハンドルは折り畳みができませんが、形、色合いは純正らしくマッチしております。
明らかに純正より強度のありそうな造りのハンドルです。怪魚相手でも問題ないでしょう。
ウッドノブもクラシカルでよく合います。
明らかに純正のハンドルノブより、持った感触は良く回しやすいです。
ハンドルを回してみると、意外や意外!
IOSギヤグリスの影響かチリチリ音がよくなっているではありませんか!
もちろんカナリヤバネシステムにはかないませんが、以前の安っぽい音より良くなり少し品が良くなりました。
また全体的な巻き心地も良くなり、IOSグリスの効果でしょうかね。
ラインは 海用にYGK G-SOUL X8 PE2号 300m を巻いてみましたが、250mほど巻けた感じです。
以外にも沢山巻けましたね。
懸念していたプリン状にはなりませんでしたが、真ん中が少し窪んだように巻き上がりました。
値段、性能のバランスの良いラインですね。
気になるドラグはMAXまで締めて手で回してみると以前より強いような気がします。
IOS ドラググリス クロクマ の効果なのでしょうか?
念のため、ドラグチェッカーで測定してみると
なんと 4kgほどあります。
カーディナル33は1.5kgしかなかったのですが、4kgもあれば十分です。
2.5kg程度に調整すれば、ピラルクにも十分対応できそうです。
カーディナル44は全体的に大きくなり、糸巻量が多くなり、ドラグ力も上がっていますね。
ドラグを正確に計りたい方にはこのドラグチェッカーはオススメです。
ベールスプリングは純正よりも巻き数が多く、その影響かとてもメリハリ良く返ってきます。
純正は力弱く、あまりメリハリがありませんでした。
気持ちよくベールが返りますね。
GOODです。
このライトチューンしたカーディナル44で、ピラルク挑戦いたします。
YouTubeでもカーディナル44について動画をアップしています。よろしければ覗いてみてください。
最後までありがとうございました。