1979年製 オールドアンバサダー 5001C
ヤフーオークションで落札した、1979年製オールドアンバサダーです。
最近はヤフオクで外れ品をつかまされるケースが多く無駄な出費が多かったのですが、今回は良品を購入できたかと思います。
しかも、かなりの良品でキズも少なく箱、革製のケースも付いており大当たりの商品でした。
ムダな出費を考えると、初めから少し高い良品狙いで落札した方が結果安くなりますね。
私、5001Cのオールドはこれで4台目です。
なんで4台も必要かと言いますと。
微妙に年代に応じて違いがあるからです。
次回その違いについて説明したく思います。
また、前回ブログでアップしたように、アブ5000番で軽量なルアーをキャストしたいと思い今回はオールドを改造いたしました。
中古品の為、グーバーリールワークスさんにてフルチューン、OHしてもらいました。
改造内容
1:コグホイール
下記写真は純正品です。
こちらをボールベアリング入りのタイプに交換いたしました。
軸に1個ボールベアリングが入ることにより、アンバサダーの用に、レベルワインダー、コグホイールが常に連動するリールには効果的なチューンです。
2:ボールベアリング
オールドアンバサダーらしく、樽型のベアリングが軸受に二個装着されておりましたが、こちらをオープンタイプの低抵抗のベアリングに交換です。
下記写真が純正樽型タイプのベアリング。
オープンタイプベアリングにIOS-01オイルを注油します。
反対側の軸受けにも注油します。
3:レベルワインダー交換
下記写真は純正のボールベアリング無しのレベルワインダーです。
こちらをボールベアリング二個入りのABU純正のレベルワインダーに交換です。
おそらくこちらはファクトリーチューンの純正品かと思われます。
オープンタイプとクローズドタイプの二種のベアリングが装着されております。
4:スプール
こちらは純正品のスプール。太いラインを巻き重いルアーをキャストするには問題無いスプールですが、今回は軽量ルアーも投げたいので両建てスプールにします。
つまり
1: ピラルク用には純正スプールを使用
2: バラマンディ様には アベイル軽量スプールを使用
1台で2種類の使用が可能という訳です。
アベイル軽量スプール。
今回のチューンで最大の効果のあるパーツです。
軽量ルアーを気持ちよくキャストしたい場合は最終的にはここをチューニングしなければどんなに高性能ベアリングを入れてもベアリングの性能を十分に発揮できませんン。
ベアリングチューニングと合わせて必ず行いたい個所ですね。
AMB5050R-C 5mm深溝タイプ
純正対比、マイナス8.3グラムも軽量化できる優れたスプールです。
色は黒に馴染むガンメタ。
こちらはポン付けでき、純正品に直ぐに変えられるようにスプールギアも中古品で別途購入して装着しております。
グリスアップ
メインギア周りを脱油しグリス、オイルを塗ってゆきます。
メインシャフトにはIOS-02を注油します。
お気に入りのIOS グリスをメインギア周りに塗ります。
薄く均一に塗るのがコツです。
最高の巻心地を得られる高性能グリスです。
ドラグワッシャーはまだ使えそうですが、少しくたびれているようなので交換します。
ハネダクラフトさんの強化ドラグワッシャーです。
このパーツはドラグが効きすぎるので、ワッシャーにギアグリスを塗って若干滑る様にします。
効きすぎてリールが破壊されるのを防ぐためです。
組み上げ
1979年頃から、純正でパワーハンドルが採用されておりますね。
しかし、正直強度はイマイチで直ぐに曲がってしまうのでハンドル交換します。
ハネダクラフトのチタンハンドルにウッドノブです。
軽量でタフなハンドル、尚且つクラシカルな雰囲気でお気に入りのハンドルです。
何時もはS字ハンドルでしたが、今回はストレートチタンハンドルです。
こちらのワッシャーもくたびれた感があるので、以前プロショップ藤岡さんで購入した新品と交換です。
ラインはPE3号 バリバス 鯰用を巻きます。
軽量なスプールには比重の低いPEラインが最適です。
フロロカーボンのような高比重のラインを巻くとせっかくの軽量スプールの効果が低下してしまいます。
完成です。
革製のケースもとても綺麗ですね。
前回ブログで紹介した、ファクトリーチューンと一緒に撮影です。
次回は実釣で、このアベイルスプールを装着した二台の比較をしたく思います。
YouTube動画でもこのリールについてUPしていますので、よろしければ下記リンク覗いて見てください。
最後までありがとうございました。