1981年製造オリジナルカーディナル3
1981年に製造された、カーディナル3ですが、既にかなりの改造を施してあります。
マミヤ時代の復刻版カーディナルと比較したら、かなりまともなリールではあるのですが、正直不満もあるのが実情です。
詳しい改造については以前のブログで紹介してありますので、よろしければ見てくださいね。
改造済でもまだ、不満な点があります。
オールド、カーディナル3、改造、アブ (moukomanga.com)
不満な点1 不快な音
スプールが干渉していて、カシャカシャと音がします。
ハンドルを回すと、スプールがボディーに当たり不快な音がします。
スプールを交換したら治る場合もありますが、根本的に直したいです。
色々調べていると、原因を見つけました。
それは、トリップレバーを固定しているスクリューがスプールに干渉していました。
ココがスレて、カシャカシャと不快な音がしています。
不満な点2 ベール下がり
ベールが少し下がり気味。
私の所有しているヤマワークスチューンドカーディナルと比較すると少しベールが下がっています。
ここは、ヤマワークスさんの改造をヒントに、自分で改造してみたく思います。
これは、トリップレバーを調整することで改善できることがわかりました。
パーツ購入
今回、改造するにあたり、2つのパーツを購入しました。
1:トリップレバー用 スクリュー 品番 215
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2:トリップレバー 品番 11168
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これらは、楽天市場のトラウトマウンテンさんや、ヘッジホッグスタジオさんで購入できるパーツです。
トリップレバーはカーディナル3に最初からついているトリップレバーを加工しても可能ですが、オリジナルパーツを加工したくなかったので新品を購入しました。
改造1 スクリュー交換
純正のスクリューと比較して、購入したスクリューはエッジが削られており、その分スプールとの干渉がしにくくなっています。
作業は超簡単、純正スクリューを外して、215 スクリューを取り付けるだけです。
たったこれだけで、私のカーディナル3はスプール干渉がなくなりました。
カーディナルは個体差が大きいので、すべてのカーディナルに通用するかどうかは分かりませんが、パーツ自体安いので
干渉音で悩んでいる方は試してみる価値はあるかと思います。
改造2 トリップレバー 曲げ加工
購入したトリップレバーを少し上に曲げる加工です。
これは、ヤマワークスカーディナルを分解して、見つけた方法です。
ベール下がり具合は個体差があるかと思いますが、カーディナルはすべてのシリーズで、ベールは下がり傾向にあるかと思います。
これが下がっていると、糸ヨレ等々の問題が出やすくなるようで改善したほうが良いかと思います。
私は、ペンチ2本を使用して曲げました。
1本は、トリップレバーを固定
もう1本は曲げるようです。
ペンチに緩衝材を着けて曲げなかったので、トリップレバーに傷がついてしましましたが、オリジナルパーツではなかったので良しとしますが、これから曲げ加工される方は、キズが付かない様にあて布などをして、ペンチ曲げ加工をした方が良いかと思います。
詳細はYouTube動画でペンチを使って実践しておりますので、リンクを最後に貼っておきますので是非見てください。
トリップレバーを曲げることで、ベール下がりが解消され、ラインローラーがローターに対して平行となります。
まとめ
本当に、この2点の改造は簡単ですので、不快な音、トリップレバー下がりで悩んでいる方はトライしてみてはと思います。
この加工の内容はYouTubeでも動画をアップしていますので、よろしければ覗いてみてください。
最後までありがとうございました。