メインテナンス ギアグリス
アブ アンバサダー 6000Cの巻き心地が悪くなり、ゴリゴリ感が出るようになりました。ギアグリスには特にこだわっていないのがいけないのかよくわからないので、せめてギアグリスくらいは良いのを使用してはと思い購入しました。
怪魚相手なので当然ドラグにかかる負担も相当なものです。メインギアを労らねばと思います。
このオイルの凄いところは、
100%化学合成油で常に安定した性能。
“ 100%化学合成油”この言葉何処かで聞いた事ありませをか?
そう、車のエンジンオイルです。私の様な車好きはこの言葉に弱いので、即バイトです。
一般論ですが、簡単に、
鉱物油は物性が安定しないが、安価なオイル。安い車の純正オイルは等に使用されます。普通に使うならこれで大丈夫。
一方100化学合成油は物性が安定しており、レースのようなコンマ1秒を争う過酷な状況でも使用される高級なオイルです。
高性能エンジンを搭載したスポーツカーやレーシングカー等の競技車両に使用されます。
その為、IOSグリスはなんと、-30℃から、+80℃までの状況に耐えられます。暑いタイでは耐熱性に優れるのは非常にありがたいです。更に物性が安定しているから酸化もしにくいので、長く使える。
特にドラグ回りは怪魚相手ですとバンバンドラグを酷使し、相当な摩擦が起きており温度も上がるかと思いますので、気を使いたい箇所です。
グリス塗布作業内容
まずはこのアブ5500CSに使用してみます。
使用するのはパーツクリーナー。
元々ついていたグリスを洗い落とします。
その後、筆で薄く塗るのがセオリーですが、敢えて少し多めに塗ってみました。
そして組み上げます。
結果は、なななんと巻き心地が重い。
非常に粘度が高いため、薄く塗るよう推進しているのに敢えて逆らってみたら重くなってしまいました。
そこで、このアブ 5501CSロケットに今度は薄く塗ってみると、、、
なんと滑らかな巻き心地でしょうか。
みなさん、このギアグリスはセオリー通り薄くドラグ周りにに塗りましょう。特にメインギアシャフトには塗りすぎ注意です。巻心地が重くなります。
薄く塗ると、素晴らしい巻き心地がえられます。
さて、重くなった5500CSをバラし、パーツクリーナーで脱脂後に今度は塗り過ぎない様、特にメインドラグギアのシャフトには塗らない様注意しました。シャフトにはギアグリスを拭き取りIOS-02Proを注油して組み上げます。
すると、ズシリとした重さは無くなりました。
見事復活です。
怪魚相手でも大切なリールを摩擦から守ってくれるIOSギアグリス、適切に使用すれば、少量で済み値段の割には長く使えるグリスでお勧めです。
参考までに、IOS-01&02オイルについては下記リンクを参考にして下さい。
最後まで有難うございました。