イトウクラフト
イトウクラフトさんといえば、渓流用、ロッド、ルアー、カーディナルパーツ、ランディングネット、小物類を製造販売している会社で、管釣り、渓流釣りアングラーにとってはとても有名な会社ですね。
その中でも、ルアーは比較的購入し易く、値段も買えないいことはない値段で、クオリティーも高くなじみ深いかと思います。
しかし、ロッドとなると、非常に魅力的なロッドなのですが手に入れるのはとても難しいです。
何故なら、納期がとんでもなくかかるからです。
ハンドメイドなので、大量に生産は難しい、さらに高品質でカッコいい、品質の割には値段は驚くほど高くないイトウクラフトさんのロッドは大人気です。
私の場合は、1年11か月待ち、ようやく入手することが出来ました。
このような状況ですので、ヤフオクでも非常に高値で販売されています。
私が見たロッドは、13万円でした。
2年間待つ、時間を考慮すると致し方ないのかもしれません。
今回は、このイトウクラフトさんのロッドを紹介したいと思います。
Expert Custom EXC510PUL
私が購入したのは3ピースのベイトモデル エキスパートカスタム EXC510PULです。
非常にしっかりとしたロッドケースに入っています。
ここに入れておけば、ロッドが破損することはまずないかと思います。
ハードケースの中には、一般的なロッドケースが入っています。
仕舞寸法は実測値で54cmほどです。
山岳渓流スペシャルという、登山的要素を多く含む源流での釣りを想定して、非常にコンパクトになっております。
EXC510PULスペック
スペックは下記ようになっております。
あまりデカい魚には対応していないようです。
Length: 5.1ft
Rod Weight: 95g
Lure: 1~7g
Line: 1~5lb
Grip: 220mm
SEC: 3ピース
ブランクス
40t高弾性カーボンに、金属繊維のボロンを複合しております。高弾性カーボンは軽く、高反発、感度が良いとメリットもありますが、折れやすいというデメリットもあります。
ボロンで補強して少しでも折れにくくしていると思われます。
継ぎ目
スピゴットフェルール、いわゆる、印籠継ぎです。
印籠次のメリットは、カーブがスムーズに描かれるのが特徴ですが、芯が詰まっているので少し重たいデメリットがあります。
しかし、私は、アブアンバサダー2500Cを使用するので、少々の重さは気にしません。
重いといっても95gしかありませんので・・・
ガイド
ガイドはチタンのSICガイドとなっております。
穂先は、すべてシングルフットシングルラッピング。
セカンドは、全てダブルフット、ダブルラッピングとなっております。
コルク
コルクには大きく5グレードがあります。
GradeB
GradeA
Flor
FlorPlus
Fivestar
ファイブスターが最高級となり、ホールが少なく肌さわりの良いコルクとなります。
イトウクラフトさんでは、上から二番目のフロアープラスを使用しております。
安物のロッドは、コルク抜けの酷い個体がありますが、それはグレードが低いコルクを使用しているからですね。
リールシート
イトウクラフトさんのロッドで、個人的に一番好きな個所がここリールシートとグリップ周りです。
金属部品は、アルミでしょうか? ステンレスでしょうか? 非常に高級感のあるマテリアルです。
Expert Customの刻印もされています。
ウッド素材は、ケヤキ、マートルバール、シャム柿、カリンバールの4素材から選ぶことが出来ます。
カリンバールのみ、入手困難な素材のため、3800円アップチャージですが、その他の素材はアップチャージはありません。
私が選んだのは、ケヤキ素材です。
美しい木目、光沢、肌触りで、とても高級感を感じることが出来ます。
素晴らしい以外の言葉が出てきません。
グリップエンドはヤマメのメタルレリーフがビルトインされています。こんなところにも拘りがあり、とても素晴らしいですね。
ベイトのトリガーはシンプルで飽きのこないデザイン。
リール
このロッド、アブ アンバサダーの為に生まれてきたのではと思うほど、良く合います。
オールド アブ アンバサダー2500Cを装着しましたが、アンバサダーのアンティークな雰囲気と、イトウクラフトのクラシカルなデザインがとても良く合います。
うーーん。カッコいいです。
このタックルだけで、酒の肴にして、日本酒を5合は行けそうです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
YouTube動画でもこのロッドを紹介していますので、よろしければ覗いて見てください。