ツララ TULALA ロッド
ツララロッドは、怪魚釣りをする方ならだれでも知っているロッドメーカーですね。
いままでツララにはとても興味がありましたが購入までは至っておりませんでした。
そんな中、バラマンディやピラルク用にツララロッドを一度使用してみても良かと思い調べてみる事に・・。
色々な種類を出しているのですが、パックロッドが欲しいという事で調べてみると代表 水口 謙二さんが営むアウトドア用品店 ㈱JetSlow(冒険用品)さんがツララさんとのコラボでパックロッドを出しているではありませんか。
さらに、冒険用品はYou Tubeにも動画を沢山UPしており、この動画のオープニングの音楽と映像が何とも素晴らしいではありませんか。
また代表の水口さんの商品に対するこだわりも感じ取れ、益々このロッドが欲しくなってきました。
その中でも61Cと63Cが私にとってはサイズ的、パワー的によさそうです。
そして、楽天、Yahooショッピングで実物を見ないで購入。
悲しいかな、タイに住んでいるので店頭で見て購入というのが中々できないのが実情。
どちらか迷ったので、両方購入してみることにしました。
おそらく
61Cは Fishmanでいうところの ブリスト BC4 LH
63Cは Fishmanでいうところの ブリスト BC4 MXH
に相当するのではとの憶測での購入です。
Jetsetterとは
”株式会社Jetslow(冒険用品)×Tulala=Jetsetter(ジェット族。世界のどこへでも、せわしなくジェット機で飛び回り、好きなアクティビティのために旅をする人々)”
冒険用品さんがTULALAさんに上記コンセプトで生産依頼したのがジェットセッターというロッドフブランドという事です。
”旅するロッド”というコンセプトで、機内にも持ち込めるコンパクトサイズの4ピースロッドです。
タイに持ち込むのに一切の追加費用が必要なく、収納もコンパクトで海外遠征向きのロッドです。
しかも、色々な魚種に対応可能との謳い文句です。
スペック
JETSETTER 61C
レングス:6フィート1インチ
仕舞寸法:約50センチメートル
ピース数:4
使用ルアー:5〜28グラム(推奨)
使用ライン:〜4号(PE) 〜14lb(ナイロン、フロロカーボン)
ロッドクラス:H(私の個人的な主観です)
対象魚:~10kgまで
JETSETTER 63C
レングス:6フィート3インチ
仕舞寸法:約50センチメートル
ピース数:4
使用ルアー:5〜50グラム(推奨)
付属品:専用セミハードケース [プレデター]
ロッドクラス:XH
対象魚: ~20kg程度
SPEC上は両方とも5g~と軽量なルアーが投げられることとなります。
これは汎用性が高く、結構ありがたいスペックです。
JetSetter61C 詳細
この様にカッコいいプレデターバックがついており、バックロッド3セット程収納できるかと思います。
Predater=プレデター=捕食者=フィッシュイーター という意味かと思います。
そして、このバッグには魚の絵が沢山描かれております。
グリップは普通のFUJI製グリップです。
グリップ下にはTULALAのロロゴが記載されており、カッコいいですね。
グリップ上部のバット部分は、ロッドを支えられるように専用のグリップのような物が装着されております。
ピラルク、レッドテール、巨大バラマンディはここを片手で支えてドラグが出てゆくのを待つことが多いのでありがたいパーツです。
バット周辺にはJetSetter61 と記載
そしてTULALAロゴも記載。
継ぎ目は全ての箇所で印籠継ぎとなっております。
装着するとこんな感じです。
そして、衝撃の事実が発覚します。
竿先から2本目の継ぎ箇所の途中から、ダブルフット、ダブルラッピングであったのが
シングルフット、シングルラッピングに変わっています。
一般的に、雷魚ロッド、バス用のビッグベイトロッド、怪魚ロッドはダブルフット、ダブルラッピングにして強度を上げているのですが、このロッドは途中からシングル使用となっており、まるで普通のバスロッドのようです。
強度的に大丈夫なのであろうか???
と少し心配になりましたが、実際に使ってみないと分かりませんので、後日報告いたします。
竿先のガイドも、太いラインを使用してFGノット使用の怪魚釣りを考慮するとガイドも少し小さく感じます。
私はPE4号~6号にショックリーダー80lb~100lbを使用しますのでどうしてもFGノットは大き目です。
ガイドの直径が小さいとFGノットが引っかかりやすくなり、少し快適性が失われますね。
ロッドをバックにしまう際は、ばらけてしまわない様にロッドを束ねるベルトがあると良いかと思います。
冒険用品さんからも発売されており、本当はそれが欲しかったのですが残念ながら品切れで入手できなかったのです。
今回はデプスさんのベルトを使用しました。
オールド アブ アンバサダー 5001C 1981年モデル グーバーリールワークスチューンを装着してみました。
総評としては全体的には細身のロッドです。バラマンディ、トーマン、グルーパー相手にはまったく問題なく使用できるかと思いますが、ピラルク相手では少し厳しそうに感じます。
しかし、デザイン的にはとっても気に入っております。
とてもCOOLなロッドです。
カッコいいですね。
JetSetter63C詳細
全体的に61Cより太くなり、5センチ程長くなっているだけでほとんど見た目は変わりません。
アブ アンバサダー 5501CS Rocket Factory Tuneを装着してみました。
バッグに収納するとこのようにスペース的に余裕が沢山ありますね。
ロッド色に合わせて緑色のバッグで洒落ています、中味にまでTULALAロゴでとても
カッコいいです。
総評としては、この太さならなんとかピラルク相手に戦えるのではと思いますが、シングルフット、シングルラッピングのガイドは少々心配ではありますが・・・・・
バラマンディ、トーマン、グルーパーには丁度良い硬さかもしれません。
パックロッド比較
上から下に徐々にバットが太くなってゆきます。
1:冒険用品 JetSetter 61C
2:冒険用品 JetSetter 63C
3:Fishman Brist BC4 5.10 LH
4:Deps Huge Custom H1N-60R
5:Fishman Brist BC4 5.10 MXH
6:Deps Huge Custom H2N-64R
7:Abu Warld Monster WMSC734H
しかし、竿先は違ってきます。
1:Fishman Brist BC4 5.10 LH
2:Fishman Brist BC4 5.10 MXH
3:冒険用品 JetSetter 61C
4:冒険用品 JetSetter 63C
5:Deps Huge Custom H1N-60R
6:Deps Huge Custom H2N-64R
7:Abu Warld Monster WMSC734H
Fishmanが一番竿先は細いですね。
フィッシュマンロッドは独特のコンセプトで製造されているのであまり参考にならないかもしれませんが改めてバットが太く粘り、そして竿先は細くしなやかに軽量ルアーがキャストできるロッドであることが分かりますね。
JetSetterはバットはさほど太くは無いのですがそれ以外は全体的にFishmanと比較すると太いです。
しかし、キャストできるルアーはフィッシュマンよりも軽く5gから(フィシュマンは7gから)となっているので実釣してみないとまだ何とも言えないです。
デプスヒュージカスタムはさすが剛竿、全体的に太いです。
アブ ワールドモンスターは超剛竿、全てがしっかりとしております。
ガイドは上がJetsetter、下がフィッシュマンです。
少し直径が小さいですね。
総評
あくまで個人的な主観ですが、簡単に表にすると下記様になります。
JetSetterはまだ実釣経験がないのであくまで参考です。
メーカー | ブランド | 品番 | Power | ピラルク | バラマンディ |
アブ | ワールドモンスター | WMSC734H | XXXH | ◎ | 〇 |
デプス | ヒュージカスタム | H2N-64R | XXH | ◎ | 〇 |
フィッシュマン | ブリスト BC4 5.10 | MXH | XH | ◎ | 〇 |
デプス | ヒュージカスタム | H1N-60R | XH | 〇 | ◎ |
JetSlow | JetSetter | 63C | XH | ▲ | ◎ |
フィッシュマン | ブリスト BC4 5.10 | LH | H | ▲ | ◎ |
JetSlow | JetSetter | 61C | H | ? | ◎ |
まずはJetsetter61C&63C の両方ででピラルクを相手に奮闘してみたく思います。
61Cは少し心配ですがドラグを緩めに設定して臨みます。
次回実釣報告いたします。
最後まで有難うございました。