ミッチェル(Mitchell)

名機、1960sミッチェル(Mitchell)408 分解、メンテナンス。

ミッチェル408 Made in France

 

釣りキチ三平が愛用していたMitchell。

釣りキチ三平の影響で、どうしてもミッチェルが欲しくなり、

オールドミッチェル408を購入しました。

初めて購入した、ミッチェルです。

408はウルトラライトサイズのハイスピードモデル。

といっても、昔のリールですから、ギヤ比は、5.5:1

ウルトラライトサイズとは、カーディナル3シリーズとよく似たサイズです。

渓流、管釣には丁度良いサイズです。

 

 

生産国は、フランスです。

カラーはネイビーブルーで、とてもお洒落な色合い。

流石、おフランス!

ちなみに、このネイビーブルーは、フランス海軍指定塗料だそうです。

 

 

年代 1967年~1968年

 

ミッチェル408にも、色々種類があるようですが、私のものはおそらく1960年代後半のミッチェル408と思われます。

この赤色のスクリュー1960年代の408に採用されていたスクリューのようです。

 

 

ラインローラーはなく、ただの円錐形のバーが、ラインローラーの代わりについております。

タングステンカーバイドという固定式のガイドとなります。

1970年頃になると、回転するラインローラーが装着されているようです。

 

 

フットナンバー544674ですが、これがどのような意味を成すのかはよくわかりませんが、1970年代になるとアルファべトが付くようですので

これにはアルファベットはないので、1960年代と思います。

 

 

ハンドルのダストカバー(カーディナルではプロテクティングリングといいます)が付くのは、1967年以降に装着されたようで、

1965年製造には無いようです。

これ以外にも、色々年代を見分ける方法はあるようです。

 

 

以上から、考察するに。1967年から1968年に製造された個体ではと思います。

 

分解

 

いつも使用している、信頼の オイル

 

IOS-01オイル

 

 

IOS-02オイル

 

 

IOSギヤグリス

 

 

これら油脂類を使用して、組み上げます。

 

 

 

スプール

 

カーディナルと同様、プッシュ式で簡単に取り外し可能。

ライントラブルでスプールを外す時でも、ドラグ設定はそのままで取り外せるのがいいですね。

 

 

スプールを分解するとこのようになっております。

このリールには、残念ながら、ドラグワッシャーがありませんでした。

そこで、アンバサダー用のバレーヒルさんから昔販売されていた、ワッシャーがあったのでそれを加工

 

 

ハサミでカットしました。

簡単に普通のハサミで切れます。

ドラグワッシャーにはIOSギヤグリスを塗りました。

 

 

スプールはさらに分解でき、

 

 

このようになります。

テフロン製の白いドラグワッシャーパーツはついていました。

これにもIOSギヤグリスを塗りました。

スプール下には切れ込みがありますが、これも1960年代の証のようです。

 

 

このドラグシステムで、ボーズ ドラグチェッカーを使用して、ドラグ力を量ってみました。

 

 

ラインは6ポンドナイロンを巻きましたが、強度がなく途中で切れてしまいましたが

ドラグは3.7キロ表示です。

これだけあれば十分です。

おそらく手で回した感じ、ドラグ力は、4kg以上はあるかと思います。

PE2号を巻けば1mクラスのイトウでも釣れそうなドラグ力ですね。

 

 

この、バレーヒルドラグワッシャー、まだアマゾンで売ってますね。

昔のタイプとは色が変わったようです。

 

シャフト

 

 

4枚羽のシャフトが刺さっています。これも1960年代の特徴のようです。

 

ローター

 

 

トリップレバーと、バランス調整用のおもりが装着されています。

トリップレバーも、年代により変わってゆくみたいです。

これは1960年代で、ベールを開けても、逆回転するタイプです。

 

プラナマティック・オシレーションシステム & スパイラルベベルギヤ

 

 

なんだか、舌を噛みそうな名前のギヤですが、これはミッチェル408の心臓部で、特徴的なギヤです。

 

 

オシレーションスライダーピン81307を外すと、シャフトが抜けるようになります。

 

 

次はオシレーションスライダー(81318)を外します。黒い樹脂製パーツ

 

 

次はアルミ製81309を外すと、スパイラルベベルギヤが出てきました。

斜めにカットされた、独特なギヤですね。

 

 

次はオシレーションギヤ(81310)を外します。

これが、遊星ギヤ プラナマティックオシレーションシステムという、変な動きをするスプールのギヤですね。

 

 

メインギヤを外すには、ローターとハンドルを外さないと外れません。

 

 

ここのちいさなスクリューを外すとローターが外せます。

 

 

ローターを外すと、メインギヤが外れます。

ローターを外すと、このような、カリカリ音を奏でるパーツ アンチリバースドッグが、

 

 

最初はどう取り付けるかわかりませんでしたが、試行錯誤で、

とても細い、ワイヤーは下記様に装着。

ここのパーツの取付は、少し慣れるまで時間がかかりましたが、慣れてしまえばどうってことないです。

 

 

このような感じで取り付け。

この鳥のくちばしのようなパーツは、どうやら破損しやすいようで、実際にリトリーブする際は、アンチリバース装置なしで。

ランディングするときに、アンチリバースをオンにして魚を取り込むのが正しい使い方のようです。

このチリチリ音は、パーツの形状から、鳥のさえずりを意味するのでしょうか?

この遊び心がいいですね。

流石おフランスです。

 

 

これでアンチリバースパーツの取付完了です。

アンチリバースレバーの形状も年代により色々あるようですが、この形状は1960年代のもののようです。

 

 

全体的に、パーツ点数は少なく、カーディナル3シリーズよりも簡単に感じました。

このギヤシステムにより、スプールが独特な動きをして、糸を樽形状に巻き上げ、飛距離も伸びるシステムのようです。

この巻き上げシステムを、プラナマティックと呼ぶそうです。

1960年代にこんなすごいシステムがあったんですね。

 

 

ピニオンギヤ&ボールベアリング

 

ミッチェルのボールベアリングは特殊で、汎用品ではありません。

ボールベアリングとピニオンギアが一体となっております。

 

 

私のリールは、ここのベアリングが古いグリスで固着したようになっており、巻き心地は最悪でした。

ベアリングはゴリゴリと、固い・・・・・??

えっこれボールベアリングなの? と最初はボールベアリングであることに気づかないほどの固着具合でした。

このピニオンギヤ&ベアリングは締め付けを緩めると分解できるようですが、初心者には難しそうなので、外さずに、

何度も何度もパーツクリーナーで洗浄し、何とかスムーズではないが、人並みに回るようになりました。

しかし、

興味本位から禁断のパーツをばらしてしまいました。

 

 

少し、ゴリゴリした感じがしたので、若干ボールベアリングの締め付けを緩めてみると、ゴリ感は無くなりました。

どうやら、締め付けが少しきつかったようです。

あまり緩めると、ボールベアリングの玉が飛び出してきて、なくしそうなので注意が必要ですが、

あろうことか、緩めすぎて、ボールが飛び出してしまいました。

受け皿にグリスを塗り、グリスの粘着力で、ボールを置いてゆきます。

2段あり、各段17個のボールを置きます。

下記写真は、ピニオン側に17個置きました。

 

 

そして、下記写真は、ローター側に17個

 

 

ここの洗浄、調整をした後は、ハンドルを回した感じも、見違えるほど軽い力で回せるようになりました。

ミッチェル408はこのパーツが、巻き心地に大きく影響していますね。

徹底的に洗浄することをお勧めします。

しかし、ピニオンは外さずに、ローターにつけたままの洗浄のほうが、自信のない方は良いかと思います。

ボールがなくなってしまうかもしれないからです。

 

そして、BBにはIOS-01オイルでしっかりコーティング。

ピニオンギヤにはIOSギヤグリスです。

 

 

 

ハンドルも、このようにカーディナルの様に外せます。

 

 

ハンドルには本当は、赤い、HighSpeedステッカーが貼ってあるのですが、これは剥がれてしまったようです。

そこで、アンバサダー用のGarciaステッカー 赤い Gマークを貼ってみました。

ハンドルノブはヒネリのある形状です。これも1960年代の特徴の1つのようです。

 

 

最後に

 

ミッチェルというリールは、カーディナルにも通じる古き良い雰囲気、素晴らしいデザインを持ち合わせたリールであると思います。

また、独特のギヤ、巻取りシステムも持ち合わせ、哀愁があっていいですね。

すっかりミッチェルの虜になってしまいました。

今回は408の紹介でしたが、今、私は、Mitchell 508を狙っています。

Forked Foot フォークフット(日本では 2 in 1といいます)という独特の形状をしたリールで、

釣りキチ三平 ”イトウの原野” でも登場した有名なリールです。

”スプーン、フォーク”

のフォークみたいなフットをしているからそういう名前になったのでしょう。

中身は408と同じで、リールフットの形状が違うタイプです。

また、入手したらレビューしたいと思います。

 

釣りキチ三平の漫画について

 

久しぶりに、釣りキチ三平を読み返しましたが、矢口高雄先生の絵力(えじから)は凄いですね。

明らかにアニメより漫画のほうが釣り好きには納得の描写で、とても楽しく読まさせていただきました。

今は、キンドル版で気軽に読めますので、懐かしい漫画を今一度、読んでみるのはいかがでしょうか?

特に、名作、”イトウの原野” はお勧めです。

三平君のMitchell 508を実際に読んでください見てください。

 

キンドル電子書籍リーダー

 

 

釣りキチ三平 漫画 イトウの原野 キンドル版 17巻

 

 

釣りキチ三平 漫画 イトウの原野 キンドル版 18巻

 

 

釣りキチ三平 漫画 イトウの原野 キンドル版 19巻

 

 

釣りキチ三平 漫画 イトウの原野 キンドル版 20巻

 

 

YouTubeでも動画を公開していますので、よろしければ覗いて見てください。

 

 

最後までありがとうございました。

  • この記事を書いた人

アッキー

タイランドに駐在する釣り吉のブログです。 アンバサダー、カーディナル等のタックル情報、怪魚釣り釣り情報を発信しております。 YouTubeもやってますので宜しくお願いします。 https://www.youtube.com/channel/UCKhi0W_iarA98b9bOtX3lKQ

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