リールメンテナンス

高級リールオイルIOS Factory社製 IOS-01,IOS-02使用方法,レビュー!

非ニュートン系オイル


言わずと知れた高級リールオイル IOS-01PRO&02PROオイルです。

一年間、10台以上のリールに注油してきましたが、まだ残っております。

非常に少量10mlで3000円以上もするのですが意外と長持ちします。

余分に注油しないよう、正確に適量を注油出来る様、医療機器メーカーのテルモさんの注油スポイトが使用されておりこのスポイトの恩恵も大きいかと思います。

微妙な量を注油する事が出来ます。

なかなか減らないので、そういう意味では決して高いオイルではないのかもしれません。

このオイルは非ニュートン系 100%化学合成オイルで、飛散しにくい特徴を持っております。

 

普通のオイルは、例えば回転軸に塗り、回転させると遠心力で外へ外へとオイルは向い飛散してしまうのですがこのオイルは逆により回転軸に絡まろうとする性質です。

ニュートンの法則に反する特性を持っているので非ニュートン系と申すのでしょう。

一般的な高回転型のオイルは直ぐにオイル切れを起し、釣行最中に注油しなければいけないという事もあるかもしれませんが、このオイルはそのような面倒なことは一切必要ありません。

また、100%化学合成オイルで、高温、低温域でも安定したオイル性能を有するのでタイのような非常に高温で、ピラルクのようなリールに非常に負担のかかる怪魚相手には最適なオイルです。

 

特にドラグ回り、メインギア辺りには相当負担がかかり、摩擦で相当高温になるかと思います。それでもこのオイルは安定した性能を維持してくれます。

また樹脂関連に使用しても問題ないので、最近の樹脂パーツの多いリールにも最適です。

油成分によってはプラスチック関連パーツを劣化させる成分もあるようです。

 

01と02の違い


01は粘度が低く、ボールベアリングや回転性能に影響する箇所に適しています。

02は01と比較すると粘度は高く、グリスのような使い方が出来ます。ギヤなどに使用可能ですが、ピニオンギヤやメインギヤのようにあまりにも負担の大きな箇所にはIOSギヤグリスの出番となります。

 

使用方法


 

 

 

中古で購入後、思いっきりハンドルを回すと、ギヤがかみ合わない不思議なトラブルの為OHに出していたアンバサダー ファクトリー チューン 5501CS Rocketが戻ってきたので、このリールに注油してゆきます。

樹脂製のギヤには02オイルを注油ここはさほど負担は大きくないかと思います。

歯に均等に注油します。

 

 

ギヤの軸受けにはボールベアリングが2個装着されておりますので01を注油します。

ここはレベルワインダーと連動しており、とても大切な箇所で粘度の低い01が良いかと。

 

 

ここの樹脂製のギヤには02オイルを注油。

 

 

ここはむき出しのボールベアリングが装着されております。反対側にも1個あり、いずれも01を注油。

むき出しタイプのボールベアリングなので、シールドタイプより、オイルが飛散しやすいと思われますので、尚更非ニュートン系のオイルがベターかと思われます。

 

 

レベルワインダーのオープンタイプボールベアリング。

ここも当然01を注油。

 

 

そしてウオームギア。

ここは02、01 と迷うところですが。

私の場合は01です。

何故なら、アンバサダーのウォームギアは回転性能に大きく影響する箇所で、当然飛距離にも影響します。

最強アンバサダー チューナーのベストタックルさんでは、ここのチューニングにもっとも気を使っており、徹底的に研磨します。

それほど回転性能には大事な箇所です。

さらに、ファクトリーチューンはウオームギア内にボールベアリングも装着されているので私は01を使用しております。

 

 

メインギアを支えるシャフト。

ここはグリスか02迷うところですが、以前グリスをつけたら巻き心地が重くなったので02を少々多めに注油します。

ドラグで摩擦抵抗の大きい個所なので大事な箇所です。

 

 

メインギア周辺はさすがにオイルでは役不足でギアグリスの登場です。

 

 

 

筆を使用して薄くメインギヤ、ピニオンギアにグリスを塗り付けます。

 

 

 

ハンドルのアンチリバース機能付きのボールベアリング

一応ボールベアリングなので01を注油。

 

 

ここは回転性能に影響するのでシャフトには01をさし塗ります。

 

 

そして組み上げます。

が、しかし・・・・・・

OHに出す前と同じ症状が再発してしまいました。

悪戦苦闘する事1時間、分解、組み立てを繰り返しとある事に気づきました。

なんとハンドル側のキャスコンをいつもは目いっぱい締めるのですが、少し緩めることでギアのかみ合わせが良くなることが判明。

無事作業終了となりました。

ファクトリーチューン独特の症状??

それとも、そのような癖のある個体なのでしょうか???

 

 

いずれにしろ作業完了です。

 

 

 

 

 

巻き心地


何とも言えない独特の巻心地。

明らかに作業前とは違うフィーリング。

癖になりそうです。

IOSオイル、グリスは最高ですね。

 

 

参考までIOSギアグリスについては下記リンクを参考にしてください。

 

絶対的な高性能‼️IOS ギアグリス ってどう?

 

YouTubeでも、IOS-01&02オイルについて動画をアップしてます。

よろしければ覗いて見て下さい。

 

 

最後まで有難うございました。

 

  • この記事を書いた人

アッキー

タイランドに駐在する釣り吉のブログです。 アンバサダー、カーディナル等のタックル情報、怪魚釣り釣り情報を発信しております。 YouTubeもやってますので宜しくお願いします。 https://www.youtube.com/channel/UCKhi0W_iarA98b9bOtX3lKQ

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