ミリオネアG-5
ダイワミリオネアG-5は釣りキチ三平「O池の滝太郎」で登場したリールで有名ですね。
なかなか中古の流通量が少なく、ヤフオクでたまに出展されますが、何とか競り勝ちました。
このリール、1973年に本格的な国産ベイトキャスティングリールとして、ダイワミリオネアVと一緒に販売され、ミリオネアVの上位機種として販売されました。
良く、アンバサダーのコピー品として、皆からいじられるミリオネアVですが、このG-5も実は、中身はミリオネアVとほとんど同じです。
クリッカーが付いていたり、スプールピニオンギヤが違ったりと若干の違いはありますが、内部構造は、アブ アンバサダー5000Cです。
G-5も立派なコピー品です。
釣りキチ三平
コピー品とはいえ、釣りキチ三平で登場したリールですので、個人的にはG-5のほうがイメージが良いですね。
厳密には、三平君の使用していたG-5は後期型で、エンブレムが違います。
私の所有しているのは前期型で、帆船をイメージしたようなエンブレムですが、三平君が使用していたのとは少し違います。
三平君は、一平じいさん、ゆりっぺと一緒に、O池に1mオーバーの滝太郎を狙いに来ますが、なんと、一平じいちゃんの作った
バンブーロッド、しかもリールなどはありません。
流石に、そのタックルでは厳しいということでしょうか?
魚紳さんが三平君に貸してくれたのが
このダイワミリオネアG-5でした。
三平君が初めて見たベイトタックル 漫画の描写シーン
魚紳さん:三平君キミはこれを使いたまえ。
三平: ありゃっ? さっきお姉ちゃんが使ってたモンとはだいぶ違う型だなや・・・
三平: 竿もヘンテコに曲がっているし・・・
魚紳さん:さっき、彼女が使っていたリールはもっとも一般向きのスピニングリールってヤツだが
こいつはベイトキャスティングリールというモノだ。
三平: ベイトキャスティングリール・・・⁉
魚紳:こいつの特徴は、遠投力が効くことと、巻く力が強いので大型の魚が掛かってもビクともしねえ。
滝太郎を釣るにゃあもってこいのシロモノよオ‼
三平君は、初めてベイトキャスティングリールで、キャストするのですがいきなり大遠投で正確にポイントへキャストしてしまいました。
流石天才アングラー三平君です。
その後、滝太郎をヒットさせるのですが、そこで魚心さんは、三平君にドラグを緩める様アドバイス。
その時、ドラグをドラッグと魚紳は言っており、何か薬みたいですね。
今、「O池の滝太郎」編を読み返してみても、中々面白いですよ。
アニメでは、結構タックルにつては適当ですが、オリジナルの漫画は、しっかりとタックルの描写もされており、さすが矢口高雄先生!
今は電子書籍で気軽に読めるのでいい時代になりました。
ダイワさんは流石
こんな、感じで、釣りキチ三平君に登場した、ミリオネアG-5。
当時は、とてもこのリールに憧れましたね。
このリールは中身はとても汚なかったのですが、しっかりとOHをしたら見違えるほどいいリールになりました。
流石、ダイワさん。
コピー品でも、品質は相当いいです。
現に2021年現在、OHしたら、実釣で使用できるレベルです。
アンバサダーのパーツを流用すれば、改造もできそうです。
どこかの、某中○製の偽物とは違いますね。
劣化コピーではなく、高品位コピーリール。
ダイワミリオネア G-5の分解OHに使用した、油脂類、工具類はこちら
このダイワミリオネアG-5は YouTubeでより詳しく紹介していますので、興味ある方は是非見てみてください。
前編、後編あります。
<前編>
<後編>
最後までありがとうございました。