カオレーム湖
カオレーム湖は、タイと、ミャンマーの国境の近くにあるリザーバーです。
タイの国立公園に指定されており、私が訪問した2021年12月28日は年末という事もあり
多くのタイ人観光客が訪れていました。
仏教の信仰心が深いタイの方々は、寺院もありますので、そこに参拝される方も多くいました。
今回、私が訪問したのは、カオレーム湖の最北端です。
1年ほど前に訪問したときは、南の方でした。
北と、南では、若干湖の様子は異なります。
琵琶湖でも、北湖と南湖ではまったく違う景色なのと同じでしょうか。
カオレーム北は、七色ダム
カオレーム北は 池原ダム
のような感じでしょうか。
いずれにしろ、カオレーム湖は景色が素晴らしいので、心和むフィールドです。
例え釣れなくても、素晴らしい自然のフィールドで、心を癒してくれること間違いないです。
アクセス
タイのバンコク市街地から、車で6時間ほどかかります。
私は、タイのMOKOLEYさんにお願いをして、釣行に行きました。
かなりバンコクからは遠いので、フィッシングガイドにお願いしたほうが楽かと思います。
宿
流石に日帰りでは無理なので、宿に泊まることになります。
如何せん、田舎ですので、ホテルには期待しないでください。
何とか泊まれますが、綺麗好きには少し辛いかもしれません。
ホテルに清潔感を求めるのは、諦めたほうが良いかと思います。
水上コテージにも泊まることができます。
タイの雷魚
カーレーム湖でメインターゲットになるのは、ジャイアントスネークヘッド(英語)、トーマン(英語)、
チャドー(タイ語)と呼ばれる、非常に狂暴な雷魚です。
魚を飲み込むというよりは、食いちぎる感じでバイトします。
とてもパワフルで、スピードもあり日本の雷魚とは少し違った感じがします。
そんな狂暴で、凄い歯をしているトーマンですが、魚体はカラフルでとても美しい魚です。
世界記録は、11.79kgのようです。
タイには、プラーチョンと呼ばれる、雷魚もいますが、これは小ぶりで、さほど綺麗ではないので
これをメインに狙う事は、私にはないです。
また、トーマン釣の外道で、カオレーム湖では、カスープという、フナみたいな見た目のフィッシュイーターも釣れます。
ルアーに果敢にアタックしてきますが、スプーンで釣るのが手っ取り早いようです。
タイの方は、カスープを油で揚げて食べる様です。
ルアー
トーマンは、断然トップで狙うのが楽しく、定番の釣りです。
トップといっても、バズベイトのように、少し早く巻けるトップに反応が良いです。
もちろん、バズベイトも定番です。
しかし、普通のブラックバス用のバズベイトでは、ワイヤーの強度がないので、
デプス ヒュージバズベイトのような、トーマン用に
開発された強靭なバスベイトが良いでしょう。
タイでは、ジャンピングフロッグや、ペラルアーと呼ばれる、
日本ではあまりなじみのないルアーを使うのが一般的です。
ガイドさんはジャンピングフロッグをメインで使用していました。
アタックは何度もありましたが、このルアーはフッキングが悪いようです。
しかし、スナッグレス性能は良いので、フロッグ感覚で使用できます。
私は今回、ニシネルアーワークスのアビノー110Fで、多数のアタックがありました。
このルアーが一番反応が良かったです。
比較的に高速で巻け、フラフラトローリングしながら、
ジョボジョボと音を立てて泳いでくるルアーは
トーマンにとても効果的でした。
トリプルフックの為、あまりヘビーなカバーには使用できませんでしたが、
今度、ツインフック仕様のアビノー110Fと
トリプルフック仕様のアビノー110Fを両方持ってトーマンに臨みたいです。
ツインの方が、攻めの釣りができますからね。
|
ヘビーカーバーの場合は、フロッグを使用しました。
フロッグしかキャストできないようなシチュエーションもあるので必須です。
私は、ティッケルの ホンカ―を使用しました。
これも、ジョボジョボと音を出しながら
バズベイトのようにリトリーブできるのでこれを選択しました。
バズベイトの要素を持ったフロッグで、トーマンが好きそうですね。
その他、ケイテックのノイジーフラッパー、
ズームのホーニートードなども良いですが、
トーマンは捕食が下手なので、ニシネルアーのようにフックがむき出しのプラグの方が
のり易いと思います。
アタックはあるが、中々のらないのがトーマンです。
ミノーや、クランクでもただ巻きで釣れるようですが、トップの方が面白いですね。
ペンシルや、ポッパーでも釣れるようです。
ベストシーズン
ガイドに聞いたところ、天然トーマンを狙うには、産卵前の8月が一番良いシーズンとのことです。
卵を持っているので、メスのトーマンは、成人男性の太ももくらいの太さになり
重量があり、また、釣り易いようです。
まだ、8月には行ったことがないのですが、今年は是非とも8月に挑戦したいです。
私が12月に訪問したときは、水位が上がり、湖の面積が大きくなり、またトーマンが色々な場所に
散らばっているので、魚を見つけるのがとても大変であると、ガイドさんがおっしゃっておりました。
8月になると、産卵前で、居場所を掴みやすいようですね。
タックル
ガイドの推奨は、PE3号です。
80Mもあれば十分です。
ガイド推奨ショックリーダーは50lbです。
確かに、あまりカバーが酷くない場所ではこれで十分ですが、
結構なヘビーカバーで、大物トーマンがヒットしたら少々心元ないです。
そこで、
フロッグなどをキャストする場所では、私は今後、日本の雷魚マンの様に
PE8号から10号を使用しようと思います。
私は、キャスティングに使用するPEはいつもバリバスです。
|
バリバスPEは、キャスティングでは安心感があります。
リーダーはナイロン100LB
これで、6kg以上のビッグトーマンがヒットしても、パワー勝負できると思います。
私は、アンバサダーが大好きなので、アンバサダーの5000番を使用しておりましたが、
次回は、ヘビーカバー用に、アンバサダー6000番を追加しようと思います。
6000番なら、PE10号を100m近く巻けます。
これなら、どんな大物が来ても、どんなカバーシチュエーションでもキャッチできそうです。
また、6000番のアンバサダーは雷魚マンらしく、男らしくていいですね。
ロッドについては、カバーが酷くなければ
フィッシュマン BC4 LHでも問題ないでしょう。
少しカバーがあるならMXH
また、デプスヒュージカスタムも使用しましたが、
カバーが少ないなら H1N-60R
ヘビーカバーなら H2N-64R
を使用しました。
ボートから、岸際をビシバシと打ってゆくので、アキュラシーの良いベイトタックルが良いでしょう。
特にフィッシュマンロッドは、ピン打ちしやすく、5.1フィートの長さは、ボートからは扱いやすく、超おすすめです。
フック、スプリットリング、スナップ
これらは、必ず交換してください。
私は、ニシネルアーアビノーのスプリットリングを交換し忘れ、中型のトーマンを目の前で逃してしまいました。
スプリットリングが完全に伸ばされ、バイバイです。
中型でも相当激しいファイトですが、大型になると・・・。
下記写真が丁度、逃げられた時の写真です。
エラ洗いをした際に、スプリットリングを伸ばされました。
悔しいですが、自業自得です。
トーマンは中々釣れないので、貴重な1匹を逃さないためにもこれらはとても重要です。
スプリットリングは、ボンバダ オーボを使用すれば大丈夫です。
#2でも大丈夫です。 #2でも今まで1m50cmのピラルクでも伸ばされたことがありません。
#3なら楽勝でしょう。
スナップも ボンバダ フォルチを使用しました。 #4を使用すれば間違いないでしょう。
#3は稀に衝撃で開くことがあります。
フックは、オーナーならST-66、これは一番小さいサイズで#4がありますが、#5や6はないのであまり小型のルアー
には向きませんが、安価で強靭なフックです。
がまかつなら、トレブルのヘビー以上を推奨します。これもサイズは#6まであります。
#6なら、小型ルアーにも使用できるので重宝します。
がまかつ トレブルXHなら、安心感はばっちりですが、小さなサイズがないのが残念です。
しかし、これらならまず間違いないです。
オーナーのSTX-58でも、巨大トーマンとパワー勝負したら、少し心もとないですが、サイズが#6まであります。
オープンで、障害物がないのであれば、ドラグを緩く時間をかければ
フックは伸びにくく、少し細軸のフックでも問題ないです。
しかし、トーマンは障害物のあるところを好みますので
フックは太軸を用意し、パワーで引きはがした方がが良いと思います。
私のように後悔しないためにもフック、スプリットリング、スナップ等の
小物類の強化はとても重要です。
YouTube動画で、トーマン釣行をアップしていますので、よろしければ覗いてみてください。
参考になるかと思います。
美しい自然の中で雷魚釣り! タイランド Day1!
悔やんでも悔やみきれない! 雷魚釣り! タイランド Day2!
ジャングルみたいな場所で!雷魚釣り! タイランド DAY3!
最後までありがとうございました。