VIP Fishing
バンコクスクンビットプロンポンから車で南へ約1時間、グルーパーが釣れるというVIP FISHINGにやってきました。
グルーパーというと聞きなれないかもしれませんが、高級魚ハタの仲間で、ハタという名前の方が皆さまには馴染み深いかと思います。
美味しいと噂の魚ですので、今回は釣りあげた魚を持ち返り食してみたいと思います。
何時も、ピラルク等の食べれない魚ばかりを釣ってきましたが、美味しく食べられるということで、嫁、息子、娘の今回の釣行に対するテンションは高いです。
7:15AMに到着、既に数人のタイ人らしき方が釣りをしております。
ここには池が4つあり、
一番大きな池とその後ろにある池は200バーツ/1人ですが、隣にある池は特別な池が2つあり、10kgクラスの大きなグルーパーが釣れるようです。
しかし料金は高く2000バーツ/1人です。
今回は10kgクラスのグルーパーではなく、3kg~4kg程度の食べやすいサイズ狙いですので我々は安い池での釣行となります。(結局高い池は誰も釣りをしていませんでした)
家族4人ですが、9歳の娘と私の分のみ計400バーツのみを徴収され、非常に良心的な値段です。
池はこのように濁った淡水です。グルーパーも淡水で生きてい行けるのですね。
荷物はこのように椅子とテーブルが容易されておりおけます。また屋根もあるので日差しを避けることもでき、電源もあるので携帯の充電も可能です。
Fishingスタート
今回は3ロッド
1:デプス ヒュージカスタム H1N-60R パックロッド
アンバサダー 5501CSロケット
パパ用
2:LUXXE B710XXH
カルカッタコンクエスト201
娘用
3:フィッシュアロウ モンスタークイーン MC72XX
カルカッタコンクエスト201
息子用
この3本で本日は楽しみたく思います。
息子、娘用はピラルク釣行で使用している剛竿ですが、子供ですのでロッドにパワーがあった方が子供の力不足をカバーしてくれるのかなと思いチョイスしました。
回りを見ていると、タイ人がボチボチグルーパーを釣り上げています。
皆、バス用のライトタックルを使用してますね。
餌はおそらくティラピアであろうと想定して、ギロン、ブルフラット、ホッグ系ワームでスタートしました。
しかし我々には娘に一度ブルフラット4.8インチにアタリがあっただけでまったく釣れません。
一番良く釣っているタイ人にどのルアーが良いかときくと、シンキングタイプのバイブレーションでスローに巻くとの事です。
ワームでも大丈夫との事です。
フックはトリプルフックを2個つけたままでタイ人は釣りをしていました。フックはバーブレスかと思います。
フックは一つのみかと思っておりましたが、ダブルでも良く何時もバラマンディ釣行に使用しているルアーが使用できるので安心しました。
タイ人オススメのバイブレーションに変更して超デッドスローに巻くよう心がけますが、まったっく釣れません。
まわりでは我々以外は釣れています。韓国人らしきおじさんが結構な大物をHITさせ、スピニングのライトタックルでドラグがどんどん出ております。
しばらくすると、根掛かり?と思われるようにまったく動かなくなりました。この池は根魚用に障害物があるようで根に潜られたようです。
すると定員さんが小舟で根のあるあたりまで行って魚を根から引きはがしてくれました。
そして再度格闘する事数分、50cmクラスの良型グルーパーを釣り上げました。
羨ましいです。相変わらず我々はまったく釣れません。
昼食
ここの釣り堀はキッチンがありそこで料理を提供してくれます。
釣り上げたバラマンディーも調理してくれるようです。
メニュー表は
基本タイ料理と飲み物で、ビールもあります。
我々は、焼き飯とタイの春雨、ヤムウンセンを注文しました。
また、電源もあるので持ち込みしたベヤングソース焼きそばとケトルでカップ麺を作って皆で食べました。
焼き飯はなかなかおいしいかったですが、ヤムウンセンは少々微妙な味でしたね。
タイ米はパサついてるので、炒飯には最適な米と思います。
暑いのでアイスクリームも売っていてありがたいです。
1本 15バーツのチョコアイスを買って暑さをしのぎました。
小腹がすいたとき様に、スナック菓子も売ってます。
全然釣れないので、この池を探索していると事務所内にルアーを色々販売しているのを発見しました。
かなり小さなルアーが多く、タイ人もこのような小さなルアーで釣り上げている人もおり私も購入しようかと思いましたが、イマイチ謎のルアーの為購入にまで至りませんでした。
午後からの釣り
昼に入り、気温も上昇しとても暑いです。
周りのタイ人にもアタリが無い様で皆釣れない時間が続きます。
ようやく皆が釣れ始めたのは3時頃からです。ぼちぼち、グルーパーや小型のバラマンディが釣れておりますが、相変わらず我々は釣れません。
ルアーをブルフラット3インチの直リグに換え、キャストしていると数回アタリがありましたが、フッキングには至りません。
魚の感触があり少しテンションが上がります。
ジャバギル90cmを放置していたら、突然ロッドが動きだし来たーと思いましたがこれまたフッキングには至らなかったです。
一番感触の良いブルフラトを3本のロッドに装着し、子供たちと一緒にブルフラットで攻めます。
ようやくのHIT!
4時頃になり、周りはさらにHITしておりますが相変わらず我々はノーフィッシュです。
今日は釣れないのではないかと、半ば諦めモードになって要る矢先にとんでもない事が起きます。
だらだらと3人で釣りをしていると、突然4歳の息子が泣きそうな顔をして「パパー」と叫んでおります。
良く見ると、ロッドが撓っており、魚がかかっているようです。
急いで息子のロッドでフッキングをし見事にフッキング成功です。
何と、4歳児の息子がHITさせたのです。
ブルフラットを超デッドスローでリトリーブしている時にヒットしたようです。
しかも、結構重厚な引きで重たいです。これはなかなかサイズではと息子と一緒にリール巻き上げると、まったく動かなくなってしまいました。
根に潜られたのです。しかし、今回のタックルはXXヘビーのピラルクでも問題ないパワフルロッドにPE4号、ナイロンショックリーダー50lbで憂いはないです。
強引に根から引きはがし息子にリールを巻いてもらいます。
私はロッドを支えて何とか息子に釣ってもらおうと格闘する事数分、
ついに、念願のマーブル模様のグルーパーを見ることができました。
しかもサイズは50cmはあり、重さは4㎏強です。丁度家族4人で食べごろサイズと思われます。
4歳の息子様様です。
定員に”ガッバーン(お持ち帰りします)”と伝え、籠の中にグルーパーを入れます。
この籠にいれ再度池の中で魚をキープします。
なかなかカッコいいスタイルの魚です。
これで今晩のおかずはGETでき、一安心です。
「有難う我が息子!」と感謝いたしました。
餌やりタイム
4時半ごろ、店員さんが各釣り人の目の前に数匹のティラピアを落として回ります。地味な感じの餌やりタイムです。
すぐさま、ティラピアを撒いた辺りにブルフラットをキャストしますがまったくアタリがありません。明らかに魚は寄ってきているのですがルアーを見切っています。
なかなか厳しいですね。
この餌やりタイムでもノーフィッシュと残念な結果で、周りを見ていてもあまり釣れているようには見えません。
この池では餌やりタイムはあまり効果的ではないのでしょうか。
今日はこれで終わりかなと思っていた矢先に、娘が来たー!!!!と叫んでおります。
何と9歳の娘にもHITしております。急いでフッキングをしましたが今回はさほど大きそうではありません。
娘は自力で釣り上げることが出来そうな感じでしたので娘に任せます。
小型のバラマンディ??と思いましたがよく見るとバラマンディではありません。定かではないのですがこの魚はおそらくマングローブフィッシュかと思います。
この池にはマングローブフィッシュもいたのですね。
なんとか子供たちが釣ってくれて一安心です。
情けないかな、私は相変わらずのノーフィッシュで、坊主を喰らってしまいました。
そろそろ帰宅と思い、片付けをしていると店員さんがタイ語で何やら話しかけてきました。5時から餌撒きが始まるようで、もう少し釣りをした方が良いと言っているような感じです。
しかし、皆疲れ果てていましたし、当初の目的のグルーパーは1匹釣り上げましたので餌撒きタイムの前に納竿いたしました。
グルーパーは470バーツ/kg 程で、今回のサイズは実際は1950バーツほど支払いました。
4kg強のグルーパーです。
グルーパーを調理してもらう事に
バンコクには釣った魚を持ち込んで調理料金を支払い、魚をさばいて食べることのできる居酒屋さんがあります。
今回はバンコク市内、BTSナナ駅の近くにある日本人シェフのいる居酒屋さんにお願いいたしました。
まずは刺身です。
臭みは無く、非常に甘味のある白身でとても美味しいです。
もみじおろしポン酢 と わさび醤油 で食べ比べましたが、わさび醤油の方が魚の甘味を感じられ大変な美味です。
続いて、天ぷらです。キスの天ぷらのようなあっさりとした触感でこちらも大変美味です。この調理もありです。
グルーパーの頭の煮つけです。
これは、最高に美味しいです。醤油、砂糖、シイタケ、生姜、味醂で煮込んだと思われますが、身はぷりぷりで甘辛いタレと相性は抜群です。
特に頬っぺたの肉が味、食感共に最高です。
この味付けは日本人しか出せない味ですね。
グルーパーの煮つけは超お勧めです。
鍋です。グルーパーのアラをメインにした鍋です。良く骨の周りの肉が一番おいしいと言われますが、普通の身より、骨にこびりついた肉の方が美味しいです。
骨をしゃぶり尽くす感じでたべました。
これも美味しいです。
しかし、凄い量でなかなかたべ切れません。
グルーパーはコラーゲンもたっぷりにような感じです。スープがふかひれスープのような感じです。
これは女性にお勧めですね。
嫁は本当かどうかわかりませんが、翌日は肌の調子が良いと言ってました。
そして最後の締めはお寿司です。
しかしここで大変なミスをしてしまいました。子供たちは寿司を楽しみにしていたのですが、全てワサビ入り。しかもかなりの量が入っていて大人の私でも涙が出るほどの辛さです。
ワサビ抜きと言うのを忘れてしまいました。
タイ人向けのとても辛い寿司です。
結局、4kgのグルーパーは我々家族4人には多すぎたようで、半分以上残してしまい、全てお持ち帰りする事にしました。
調理料金と飲み物と軽 いつまみを食べて 総額約2700バーツでした。
今回の釣行で使った費用は
昼食代金 約400バーツ
釣り代金 400バーツ
魚代金 1950バーツ
調理代金(飲み代金) 2700バーツ
総額 5450バーツ(18530円)
最後に
なかなかコツをつかまないと釣れない池ですが、何とか釣れた1匹は格別の思いです。また、グルーパーは美味しく頂けるのが良いところです。
釣りの料金も安く、ドリンク、食事もあり、家族連れでも問題ない釣り場ですので皆さま是非足を運んでみてください。
グルーパーはバラマンディ より遥かに美味しい魚ですね。
最後まで有難うございました。