1976年製造 オールド アブ アンバサダー2500C
ノーマル状態で入手したオールド アブ アンバサダー2500Cを軽量ルアーがキャストできるようにパーツ交換をしてポンつけ改造をしたいと思います。
本当は、2501Cが欲しかったのですが、今や、2500Cは大人気で、価格は非常に高く、特に左ハンドルは玉数が少ないので、高すぎて手が出ないですね。
ノーマルの状態は下記YouTubeでも紹介していますので宜しければそちらを覗いてみてください。
ハンドル
ハネダクラフトさんのミラーフィニッシュ ショートハンドルです。
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ショートなので、サイズ感が2500Cに丁度良く合います。
また、ノブはクラシカルなウッドノブが欲しかったのですが、たまたま、売り切れで購入できず。
仕方なくクリアディープレッドという、ウッドに近い色合いのノブを購入しました。
この色目は、一見ウッドに見えるので、この色なら満足です。この色ならウッドは要らないなと思えるほどです。
また、スーパースムース加工という、ノブに内蔵されている、ボールベアリングの回転がとてもスムースな仕様を購入しました。
1000円程高いのですが、確かに、ノブの回転は従来品と比較すると、とてもスムースで、巻き心地は良いですね。
スプール
スプールは、アベイルさんの軽量スプールです。
糸巻量の多い、AMB2560Rを選択しました。
6mm溝で、12LBラインが80M巻けます。
しかし、この6mm溝タイプには、マグネットブレーキが装着できないので、純正の遠心ブレーキを流用することとなります。
スプールの重さは、純正対比67%もの軽量化を達成しており、キャスト性能に大きく寄与しているパーツです。
おそらく、このスプールが一番効果の大きいパーツかと思います。
アンバサダーのベイトフィネス チュー二ングには必須アイテムですね。
ボールベアリング
ボールベアリングには、ヘッジホッグスタジオさんの1150 AIRを装着しました。
玉が、小粒のセラミック、その他はステンレス製 でできたハイブリットボールベアリングです。
小粒のセラミック玉の効果で、とても滑らかに回転します。
べールベアリングチェッカーを使用して回してみると、明らかに手伝わってくる感触が違います。
とても滑らか!
お値段もそれなりにするので、かなり高性能なベアリングであるともいます。
また、玉が小さく、セラミックで軽量な為、軽いルアーをキャストする際の初速が出やすいように考えられています。
レベルワインダー
アベイル、ウルトラライトレベルワインダーセットです。
こちらも、純正対比で68%もの軽量化!
さらにPEラインにも対応した、ワイヤーを使用しており、耐摩耗、耐食性に優れています。
アンバサダーは常にレベルワインダーが連動して動きますので、動く部品は軽量化の効果は出てきます。
コツコツと積み重ねが大事かと思います。
ウオームシャフト&パイプ
アベイル アルミウオームシャフト、アルミレベルワインダーパイプ
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このパーツは、比較的最近アベイルさんから販売されたパーツです。
ここも、レベルワインダー同様、常に動いていますので、軽量化することで、ベイトフィネス効果はアップしますね。
F1マシンと同じで、コツコツ軽量化してゆくことがアンバサダーのベイトフィネス化には大事ですね。
また、両端にはボールベアリングが装着されており、これでスムーズのウオームシャフトが回転するよう配慮されています。
BB込みで純正対比63%もの軽量化されているのですから、アベイルさん凄いです。
コグホイール
アベイル #5152 コグホイール2BB
こちらは、5000番、6000番と共通のパーツです。
表と、裏に2個ボールベアリングが装着され、さらに肉抜きして軽量化が図られたコグホイールです。
調整ワッシャーが2個付属しているので、コグホイールががたつく場合はこれを使用して調整できます。
アンバサダーの定番チューニングパーツですね。
ピニオンブッシング
13462ピニオンブッシングBBキット
このパーツは、飛距離、軽量ルアーがキャストできるなどの性能をアップするパーツではありません。
クラッチの切れが良くなり、また、巻き心地が少し軽くなる効果のあるパーツです。
フィーリングをアップさせるパーツです。
ノーマルは樹脂製ですが、これにはBBが装着されています。
これにより、巻き心地が良くなるおでしょう。
私はこのパーツはとても良いと思います、お勧めです。
ハイスピードギヤ
アベイル HGST2500 ハイスピードギヤセット
ギヤ比を6:1にアップしてくれるパーツです。
メインギヤは、軽量な超々ジュラルミン製と、真鍮製の2種類がありますが、私は、強度のある真鍮製を選びました。
軽さよりも、強度を選びました。
万が一、大物がかかった場合にも、ドラグを締めてもギヤがねじ曲がらない強度が欲しかったからです。
今まで、5000番で、何度もメインギヤを捻じ曲げられてきたので、ギヤは軽さよりも強度が重要と私は考えます。
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ドラグワッシャー
アベイル カーボンクロスドラグワッシャー F2タイプ
基本ドラグワッシャーは消耗品です。このアンバサダーは1976年製と古く、ドラグワッシャーは既にヘロヘロ状態でしたので、このドラグワッシャーに交換しました。
色々な素材のドラグワッシャーがありますが、ドラグワッシャーは、カーボンクロスタイプが一番滑らかで、耐久性もあり、ドラグの効きも良いと思います。
まとめ
このようなパーツを組み込むことで、1976年製造アンバサダーで、渓流ベイトフィネスを楽しむことができます。
一般的には、アベイルのマグネットブレーキを装着するのが定番かと思いますが、あえて遠心ブレーキで楽しんでみたいと思います。
YouTubeでもこの改造内容をアップしていますので、よろしければ覗いてみてください。