アブ アンバサダー 5000 4スクリューモデル
このリールはセミベイトフィネス仕様にGooberさんでチューニングして頂きました。
フットナンバーは383772と記載されております。製造年代はよくわかりませんが、おそらく1960年代に製造されたリールです。
クレストマークもシルバー製品のように黒ずんでいて、彫もしっかりしていて高級感があります。
シルバーアクセサリー用の磨きウエスで磨くと光沢を取り戻しますが、直ぐに酸化して黒ずんできます。
今のABUにはない高級な味でとても気に入っているポイントの一つです。
また、フットナンバーの上にougie もしくはaugieと記載されております。
これは何でしょうか?どなたか詳しい方にご教授願いたいです。
以前の所有者が勝手に刻印したのでしょうか????
謎です。誰かの名前の様にも見受けられます。
スミスのスーパーストライクのロッドに装着して、トップウォーター ルアー専用タックルにしようと思います。
パイロット111の、ナイフフィッシ、プラーチョン、パグー、ティラピア、バラマンディ狙い用に使用します。流石にこのロッドではピラルクにはキツイかと思います。
変更箇所
アベイル 深溝 軽量スプールに変更
10グラムの軽量化です。
3号のPEラインが80m巻けました。
以外と沢山巻けます。
スプールの軽量化は回転性能に大きく影響します。軽量ルアーでも快適にキャストし易くなります。
ブロンズブッシュをアベイル オープンベアリングに変更
オープンベアリングは、シールドベアリングと比較して、摩擦抵抗が少ない為、回転性能に影響し軽量ルアーがキャストし易くなります。
アベイル 軽量コグホイール 2ボールベアリングに変更
アブはレベルワインダーと回転が同調しますので、ここをベアリング化し、肉抜きの軽量化するとキャスト性能に良い影響を与えます。
ベアリング入りレベルワインダーに変更し、回転性能アップ。
その結果、40年以上前のアブ アンバサダーとは思えない滑らかな巻き心地とキャストフィールです。
羊の皮を被った狼とはこのアブの事を指すと思います。
一見、ハンドルを換えただけのOLD ABUですが、中身はカリカリチューンABUですね。
さらに独自OILチュー二ングで、
・IOS ファクトリーのギヤグリスをメインギヤ周りに薄く筆で塗布
・ベアリングには IOS-01
・その他駆動箇所にはIOS-02オイルを注油しました。
その結果、なんと言う滑らかな巻き心地でしょうか。
とても50年前のオールドリールとは思えない仕上がりです。
例えるならば、シャア専用ザクと言ったところでしょう。見た目はザクですが、中身はスペシャルチューンで全くの別物、サミングが下手な人はバックラッシュで扱いにくいです。扱い手を選ぶリールでシャアしか使いこなせません。
色も赤で
赤い彗星のアブ。笑笑!
“見せて貰おうか。シマノのリールの性能とやらを!”
“リールの性能の違いが、釣果の決定的差ではないということを・・・教えてやる!”
“ええぃ!シマノのリールは化け物か!”
と、これだけ改造しても国産リールにはかないません。
くだらない例え申し訳ありません。
このリール、YouTubeでも紹介してますのでよろしければ下記リンク覗いてみてください。
実釣での感想
実釣での感触はリールは軽く、飛距離も不満なないですが、ギヤ比が、超ローギアのため、ルアーの回収には若干疲れます。ザクですから致し方ないです。3.47:1と現代のリールでは考えられないくらいのローギアです。
巻いても巻いてもなかなか魚が寄ってきませんが、これもOLDの味という事で愛嬌ですね。
最後までありがとうございました。