パックロッドの欠点
パックロッドの欠点として
1:継ぎ目が釣りをしていると徐々にずれてくる。
2:まれに、竿先が抜けてルアーと一緒に飛んで行ってしまう。
3:継ぎ目からロッドが抜けにくいことがある
4:抜く際に思いっきり引き抜いた瞬間に、竿先がどこかにぶつかり破損
等々があります。
私も、海外にきてからはパックロッドの使用頻度が非常に高くなりました。日本にいた時は1ピースがメインでしたが、やはり持ち運びの便利で性能も悪くないパックロッドが必然的にメインロッドになってきました。
1ピースロッドでも、グリップからブランクスを外す際にはなかなか抜けずに苦労した経験があります。
このような悩みもこの1本で完全解決です。
Smith Rodferrule Wax
何このリップクリームみたいな商品は???と思われるかもしれませんが、これはロッド専用のWAXで、上記悩みを全て解消してくれる優れた商品です。
裏面には商品説明と扱い方が記載されております。
成分内容は 天然のワックス、パラフィンと記載されています。
天然ワックスには下記4種類あるようです。
・植物ワックス
・動物ワックス
・鉱物ワックス
・石油ワックス(パラフィンワックス)
特筆すべきなのは、これら天然ワックスは環境にも人体にも無害で安全だということ。土に埋めれば微生物によって分解され、食品添加物としても使用されています。
常に自然と触れ合う釣りでこのような環境にも優しいワックスはありがたいですね。
メカニズム
ロッドの継ぎ目は一般的にはカーボンでできていますが、そこには目に見えない小さな凹みが沢山あり、そこをこのワックスで埋めることで摩擦抵抗を増やしているかと思います。
摩擦抵抗を増やすと抜けにくくなると思いますが、WAXなので抵抗はあるが非常にゆっくりとした動きで動くので、キャストした際の素早い動きでは動かない(抜けない、ずれない)です。
しかし、引っ張ってやればゆっくりと抜けます。
ジンワリ、ゆっくり、摩擦を感じながら、しかしワックスの滑りも感じながら・・・
一見相反する様に思えますが、実はそうでもないのがこの商品の凄いところです。
しかも、アマゾンで簡単に購入可能。720円で値段も安いので大変お勧めです。
使用方法
今回紹介するのは、アブ ワールドモンスターです。
このロッドは安くでパワフルなのですが、釣りをしていると徐々に継ぎ目がズレてくるという欠点のあるロッドでした。
安価なので致し方ないと諦めて、こまめに継ぎ目の位置調整しながら釣りをしておりましたが、正直めんどくさかったです。
先ずは継ぎ目を、綺麗にします。
私はおしぼりウエッティーで継ぎ目を拭き取りました。
そして、継ぎ目に塗り込みます。
この様な感じで適当に塗ります。
そして、指で均一に塗り込みます。
この様に塗り込んだら今度は
差し込みます。
そしてまた抜いて、指で均一にして
完成です。
少し余分にワックスがついた場合は
ティッシュで拭き、取り抜きます。
少し、WAXの段差が付きますので。これをさらに指で均一に伸ばします。
これを2回ほど繰り返せば完了です。
作業自体はとても簡単です。
ついでに、私のパックロッド全て作業しました。
8本全て行ましたが、30分もかからなかったです。
とても簡単です。
アマゾンで気軽に買えるのもいいです。
これからはより快適にパックロッドで、釣行出来ることでしょう。
最後まで有難うございました。