サイモン下村モデル アブアンバサダー5500C
サイモン下村さんが復刻させた、アブアンバサダー5500C。
色は鮮やかなブルー。
サイモン下村さんは、1970年代のオールドアンバサダーを限りなく忠実に復刻させています。
やはり、アンバサダーの最盛期で、一番脂ののっていたのは1970年代で、魅力的な機種が多数あったからでは
と思います。
サイモンモデルの中でも、特に特徴的なのは、カラーではないかと思います。
当時、電着塗装の技術が今ほど無かった為、プロトタイプのみ作成されたカラーがありました。
それら、当時デビューできなかった色を、現代の技術で復刻させたのが、サイモン下村さんモデルです。
当時の色をそのまま復刻させているモデルもありますが、個人的には1970年代に発売できなかった色
が好きです。
ホットピンクなどは、とても綺麗な色ですね。
欲しいです。
今回紹介するブルーもその中の1つのカラーです。
とても美しい色で、アンバサダーにとてもよく似合います。
見ているだけで、酒の肴で焼酎の水割り5杯は飲めそうです。
つい、意味もなく、ハンドルを回しながら酒を飲む。
アンバサダー好きなら理解していただける方もいるかと思いますが、
そうでない方にとっては、ただの変な人ですね。
;
外観
私の所有しているモデルは、フットナンバーSS01558。
SSがサイモン下村を意味していると思います。
リムは、山型リム
ハンドルナットにはしっかりとOILの刻印
ハンドルも、サイモン下村モデルハンドルで、ノブがグリーンのマーブルカラーで、ブルーのアンバサダーにとても良く似合います。
ドラグは、角型5本爪
スクリューは全てマイナススクリュー
クレストマークは大きいタイプ
レベルワインダーは縦線11本
キャスコンは、残念ながら、溝切スカートタイプではないですね。
赤い、ハイスピードのステッカー、ハイスピードといっても昔の4.7:1です。
内部構造
コグホイールを固定するのは、Eリングではなく、ちゃんとオールド風に、マイナススクリューで固定されています。
これは嬉しいですね。
しかし、ハンドルについているのは、Eリング。
マイナススクリューが良かったなー!
残念
ボールベアリングは、残念ながら樽型ではなく、汎用品ボールベアリング。
樽型はもう生産していないのかな。
ギヤ関連も、オールドを再現している感じです。
オーバーホイール
今回、このリールは中古での購入でしたので、全て洗浄し、IOSの油脂類でオーバーホールしました。
OH前でも、非常に状態は良かったのですが、OH後はさらに快適です。
今回OHに使用した工具、油脂類は下記です。
大切なリールですので、しっかりとした工具、油脂類で大切にしたいですね。
PBスイスグリップツール マイナス#1
PBスイスグリップツール マイナス#2
PBスイスグリップツール マイナス#3
カワダ洗浄ケース SK-18L
カワダ洗浄ケース SK-18
KTCコンビネーションレンチ 10番
きちんとした工具を使用すれば、ネジを舐めたりすることもなく、大切なリールをしっかりとメンテできます。
安物工具は正直あまりお勧めいたしません。
使用したオイル類は
IOS-01オイル
IOS-02オイル
IOSギヤグリス
ワコーズ BC-9 パーツクリーナー
今回のサイモン下村モデルはYouTube動画でも詳しく紹介していますので、よろしければ覗いて見てください。
さらに詳しい内部構造等々は、下記動画で紹介していますので、興味ある方は見てくださいね。
サイモンブルー!素敵な色すぎてヤバ過ぎ。
カッコよすぎるサイモン下村5500CをOH!
最後までありがとうございました。