フィッシュマンロッドとの出会い
あまり硬い竿ですと使える用途が限定されてしまうので,
しなやかであるが大物も狙える夢のようなロッドがあればいいなと思いつつ、さらにピラルクも狙えるロッドはないものかとロッドを色々さがしていると・・・・・
フィッシュマンのロッドの存在をYOU TUBEの”でんでんまる釣人対談”で知りました。
正直初めて聞く名前のロッドメーカーで、最初は適当に聞き流しておりましたが、よくよく聞くとベイトキャスティングリールロッド専門メーカーで、凄いロッドを作っている事が分かりました。
フィッシュマンさんのHPを覗いてみると。
1: パックロッドでコンパクト
2: キャスト時に良く曲がるので、バックラッシュしにくい
3: 大物がかかった時にはしっかり受け止めあまり曲がらない
4: ティップの収束がよく、7グラムの軽量ルアーを狙ったポイントに正確にキャストできる
5: 5.1フィートの長さであるが、良く曲がるので飛距離も出る
まるで夢のようなロッドがフィッシュマンの5.10ロッドと紹介されておりました。
その中で例えとして BC4 5.10 LHで80gのメタルジグでジギングをしていた時、5kg程度のカンパチがヒットしたようです。
LHで5キロのカンパチとの戦いはかなり悶絶のようですが、さらにそのカンパチに150kgのサメが喰らいつき、見事釣り上げたとの体験談を赤塚ケンイチさんが語っておりました。
7gの軽量ルアーをピン打ちできるほどしなやかで、尚且つ150kgもの大物を釣り上げたBC4 5.10 LHは一体どんなロッドなのか!!!!
ブリスト 5.10開発コンセプト
赤塚ケンイチさんがこのブリスト 5.10を開発した経緯は、川幅20mから30mで両岸はえぐれていて、ひたすらオーバハング。
陸っぱり不可能な北海道のジャングルのような場所で、ウエーディングでイトウを狙う際に
1: イトウのメインディッシュは小魚のトンギョで軽量ルアーがキャストできないといけません。
2: オーバーハング下を正確にキャストし、1mのイトウを相手にしなければいけない。
軽量ルアーを正確にキャストでき、尚且つ巨大魚を釣り剥がせるロッドが市場にはなかなかなく、自分で開発したようです。
軽いルアーが投げれるロッドでは、巨大魚は釣り剥がせません。
しかし、巨大魚が釣れるパワーのあるロッドでは、軽量ルアーはキャストできません。
この一見相入れない要望を満たす為に開発したロッドがらブリスト 5.10のようです。
しかし、フィッシュマンのホームページには、100kgもの大物を狙うにはBC4のXHを推奨しており、LHは推奨されておりません。
しかし、LHは150kgものサメを仕留めております。
なんと汎用性のあるロッドなのでしょう。
LH: ~5kgの魚
MXH: ~10kgの魚
XH: 10kg~100kgの魚
ロッド購入
XHはおそらく超剛竿で、ピラルクとの戦いでも全く問題ないかとは思いますし、そのクラスのロッドは既に持っておりかぶってしまうので候補からは外れます。
そこで、BC4 5.10 LHの購入か、MXHの購入かで迷っており・・・・
どちらがいいのか????
本音はLHが欲しいのだが・・・
しかし、本当にLHでピラルクは大丈夫であろうかという心配もありMXHにしようか迷っておりました。
ブラックバスや、バラマンディ ならLHでも全く問題ないのですが、ピラルクは本当に大丈夫?
しかし、150キロのサメを仕留めたロッドですので、問題なさそう。
悩みに悩み、
ここは思い切って両方購入してみようという事でLHとMXHの両方を購入してみることにしました。
ブリスト BC4 5.10 LHとMXH 比較
LHスペック
自重:136g
ルアーウェイト:7~40g
ライン:PE1~5号
仕舞寸法:49cm
全長: 181㎝(5.1Ft)
<下LH写真>
LH、MXHとも4ピースのパックロッドです。両社とも先重り感をなくすために、先端2ピースまでは塗装がされてなくカーボンブラックのままです。
凄いこだわりですね。
MXHスペック
自重:143g
ルアーウェイト:7~55g
ライン:PE1~8号
仕舞寸法:49cm
全長: 181㎝(5.1Ft)
<下MXH写真>
写真では分かりずらいかと思いますが、MXHの方が全体的に太いです。
MXHは剛竿感があり、これならピラルクでも大丈夫な感じです。
一方、LHはとてもしなやかでこれで本当にピラルクと戦えるのであろうかと思ってしまうほどしなやかなロッドです。
ロッドにリールを装着し200g位のおもりをつけ、リフトしてみました。
両方とも不思議な感じのする曲り方をします。各セクション毎に素材、製法を変えて作られているので独特な曲りです。
LHでもバット箇所はしっかりしているのでここで大物を受け止めることができるのでしょう。
継ぎ目はいずれも並継ぎで、しっかりとジョイント箇所に LH、MXHと記載されているので混ざってしまっても見分けられるような配慮がされております。
共にガイドはチタンとステンレスのKガイドで、PEラインが絡みにくくなっております。
割れない様にアルミ削り出しのフォアグリップです。
大物がかかると、結構海外での釣りでは割れたりするそうでしっかりと対策してあります。
写真ではわかりにくいですがMXHの方が若干太いです。
グリップエンドはお決まりの、魚の輪切りマーク”フィッシュマンマーク”です。
赤を基調としたリールなのでアンバサダー5600Cの赤ベロを装着してみました。
中々いい感じです。
グリップは滑りにくいようEVAとコルクを使用。
実釣での感想
実際にピラルクで実釣してみましたが、LHでもなんとかアマゾンBKKでのピラルクを釣り上げることができました。
MXHはピラルクでもまったく問題なし。
海釣りでハタも釣りましたが、竿先が柔らかく感度が良いので小さなアタリでも非常にアワセ易いロッドです。
キャストフィーリングは竿先が柔らかいせいか・・・、何か普通のロッドとは違った感覚です。
しかし、なれれば問題ない感じです。
軽く、短く、感度がよく非常に扱いやすいロッドであると思います。
LH、MXHいずれもお勧めできるロッドです。
怪魚遠征で使用するなら
バラマンディ クラスなら LH
ピラルク クラスなら MXH
をお勧め致します。
YouTube動画でもこのロッドを紹介していますので、よろしければ覗いて見てください。
<MXH>
<LH>
最後まで有難うございました。